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妊婦さんへ:アブリスボ接種で赤ちゃんをRSウイルスから守る|小児科での産前相談・かかりつけ医づくり-小児科・皮膚科 日曜診療-二子新地ひかりこどもクリニック

妊婦さんへ:アブリスボ接種で赤ちゃんをRSウイルスから守る|小児科での産前相談・かかりつけ医づくり

当院では、赤ちゃんを迎えるご家族が安心して出産準備を進められるよう、妊婦さん向けに RSウイルスワクチン「アブリスボ」 の接種を受け付けております。

 

「アブリスボ」は、赤ちゃんが生後しばらくの間、RSウイルス感染から守るために妊婦さんが妊娠中に接種するワクチンです。2026年から公費で接種できるよう調整が進んでいます。

 

アブリスボ接種を機に、小児科クリニックに足を運んでみませんか?


 

👶出産後のワクチンデビューや健診もサポートします

小児科クリニックに少し足を運んでおくことで、

「出産後にどこで予防接種を受けよう?」

「赤ちゃんのこと、何かあったらどこに相談すればいい?」

といった不安がぐっと減ります。

 

当院では、

・生後2か月から始まる予防接種のスケジュール相談

・生後1か月健診や育児相談

・お母さんのちょっとした体調のご相談

などを、継続してサポートできるかかりつけ医としての体制を整えています。

 

当院では、アブリスボ(RSウイルスワクチン) をご接種いただいた妊婦さんへ、ささやかながら 「育児のおたすけブック」 をプレゼントしています。

この小冊子は、当院の小児科医・看護師・事務スタッフが自分の子育て体験や日々の診療でよくお受けするご相談をもとにまとめた、生後0か月〜1歳半までの育児に寄り添うオリジナル冊子です。

 

内容は、出産後すぐに役立つものばかり。

・母乳・ミルクのコツ

・離乳食の進め方とよくある心配ごと

・赤ちゃんの排便やうんちの特徴

・寝かしつけのヒント

・予防接種や健診のポイント

・困ったときの受診の目安

などなど

【小児科専門医監修】育心会オリジナル育児本プレゼント中!🎁 – 二子新地ひかりこどもクリニック –

 

産後は、喜びと同時に「これで大丈夫かな?」という不安も出てくるもの。そんなときに、そっと寄り添える一冊になればという思いで作りました。

 

アブリスボの接種をきっかけに、当院が 赤ちゃんの最初のかかりつけ としてお手伝いできれば嬉しいです。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

RSウイルス感染症について、アブリスボワクチンについて、詳細を知りたい方は以下をご参照ください。


 

🌟 RSウイルス(RSV)ってどんなウイルス?

ほぼすべての子どもが2歳までに一度はかかる感染症です。

大人にとってはかぜに近い症状で済むことが多いですが、乳児や高齢者では肺炎や細気管支炎を起こしやすいです。

非常に感染力が強く、家庭内で広がりやすいのが特徴です。

 

📅 流行時期(日本)

RSウイルスは冬~初春(12〜3月くらい)に流行しやすいといわれていましたが、最近では春から夏にかけて流行することもあり、季節性がなくなってきました。

 

🏥 どうやって感染する?

🔹 飛沫感染

咳やくしゃみでうつります。

 

🔹 接触感染

机・おもちゃ・ドアノブなどについたウイルスから手を介して感染します。赤ちゃんは手を口に入れるため、うつりやすいです。

感染力がとても強いのが特徴で、保育園や幼稚園でも流行しやすい感染症です。

 

⏱ 潜伏期間

感染してから症状が出るまで 2〜8日(多くは4〜6日)と比較的長いため、家庭内に広がりやすい理由にもなります。

 

🤧 主な症状(赤ちゃん・子ども)

RSウイルスは、最初はかぜのような症状から始まります。

 最初に出やすい症状は鼻水、咳、発熱、不機嫌です。2-3日してくると症状が悪化してくることがあります。

 

・ゼーゼーした呼吸(喘鳴;ぜんめい)

・胸がペコペコへこむ呼吸(陥没呼吸)

・息が速くて苦しそう

・ミルクを飲めない

といった症状がでてくると細気管支炎、肺炎の状態である可能性が高くなります。

 

★ぜーぜーの様子はコチラ★

https://med-ikushinkai.com/departments/medical-treatment-3584/ 

 

👶 特に重症化しやすい赤ちゃん

生後06か月(とくに生後3か月以内)、早産、先天性心疾患や肺・気道の病気がある赤ちゃんは入院のリスクが高いです。

兄弟が保育園に通っている場合は、家庭内感染しやすいので注意がより必要となります。 


 

🌱 重症化しやすい赤ちゃんを、どうやって守っていくのか

● 赤ちゃん自身はすぐにはワクチン接種ができない(免疫が未熟なため)

赤ちゃんは通常生後2か月まではワクチンが打てません。RSウイルス感染を予防するためには、赤ちゃんの体に「抗体を持った状態で生まれる」ことが非常に有利です。

 

● 母親の抗体は胎盤を通って赤ちゃんに移る(移行免疫)

妊娠後期には、お母さんの免疫物質(抗体)が急速に赤ちゃんへ移行する時期です。この「抗体」が赤ちゃんに移行することで、生後数か月は赤ちゃんはいろいろなウイルスに感染しにくい状態となります。

この母体からの抗体移行を利用したのが アブリスボです!世界的にもRSウイルス感染による入院が問題となり、WHOや米国CDCも妊婦さんへのアブリスボ接種を推奨しています。

 

🍼 メリット① RSウイルス感染の重症化を大幅に減らす

海外の臨床試験で確認されている主な効果:

RSウイルス感染の重症化(低酸素・入院レベル)を約7090%減少

RSウイルス全体の下気道感染(肺炎・細気管支炎など)も約50%減少

特に、妊娠3236週で接種した場合、効果が最も安定して高いことが知られています。

 

🍼 メリット② 効果は“生後6か月前後まで”しっかり持続

母親からの移行抗体は、一般的に生後46か月まで残ります。アブリスボの効果も 生後6か月頃までは持続するため、生後6か月未満でのRSV入院の多くを予防できます。

 

🍼 メリット③ 赤ちゃんが保育園や兄弟がいる家庭ほどメリットが大きい

幼児からの家庭内感染が多いため、兄弟がいる赤ちゃんでは重症化予防効果が一段と意味を持ってきます

そのほか、集団生活でRSウイルスが持ち込まれやすい環境の赤ちゃんにも特に有効です。

 

🍼 メリット④ 家族にとっても重症化予防で精神的負担が軽減

出産後の赤ちゃんのRSウイルス感染による入院・重症化リスクを大幅に下げられることは、お母さんにとっても家族にとっても精神的負担の軽減につながります。

 

📌 接種の最適タイミングは妊娠 32〜36 週

この期間は胎盤を通る抗体移行が最も強いといわれています。海外データでもこの時期の接種が最も効果が高いことが示されています。

 

✨ まとめ

アブリスボの背景

● 生後6か月未満の赤ちゃんはRSVで重症化しやすく、ワクチン接種もできない。

● 妊娠後期にお母さんの抗体が赤ちゃんに移行する仕組みを利用して、出生直後から赤ちゃんを守るのが母体ワクチン『アブリスボ』。

 

アブリスボ接種のメリット

1.赤ちゃんが生まれた瞬間からRSウイルスに対して守られる

2.RSウイルスによる重症化(入院レベル)を大幅に減らす

3.効果は生後6か月前後まで持続

4.兄弟がいる家庭には特にメリット大

5.妊婦さんには妊娠 32-36 週の間に1回接種

 

※ご予約は、お電話(044-844-9058)でお問い合わせください。

※平日13:30-15:30、土・日13:30-16:00は、【予防接種・健診専用時間帯】で感染症の方との接触がありませんので、どうぞご利用ください。

 

これからの赤ちゃんのクリニック。

パパ・ママ一緒でのご来院、スタッフ一同お待ちしております。

 

川崎市高津区小児科 二子新地ひかりこどもクリニック

小児科2名体制、女医さんも常駐で安心、日曜診療対応、提携駐車場あり

★受診予約はこちら★ https://futako.mdja.jp/

院長 久保田 亘
記事監修
院長 久保田 亘

昭和大学医学部 卒業、東京歯科大学市川総合病院、慶應義塾大学病院 小児科学教室、けいゆう病院 小児科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立小児総合医療センター 腎臓内科

日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医、日本腎臓学会 腎臓専門医、日本医師会 認定産業医

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