小児の結膜炎・アレルギーに使う点眼薬まとめ|抗菌薬・抗アレルギー薬・ステロイドの注意点
- 2026年2月1日
- 専門外来(アレルギー、おねしょなど)
点眼薬には、小児や乳幼児では慎重な使用が必要とされているものがあります。
処方された点眼薬は、具体的な使用方法を事前に確認しておくことが大切です。
小児でよく処方される点眼薬の種類・注意点・点眼のコツをご紹介します。
一般的に処方される点眼薬と注意点
🌸 抗菌点眼薬
目的
細菌感染による結膜炎、ものもらい、まぶたのただれなどの治療
主な薬剤
エコリシン、クラビット、アジマイシン、ガチフロ など
使用時のポイント!
抗菌点眼薬は、耐性菌の発生や副作用を防ぐため、必ず医師の指示どおり、必要最小限の期間・回数で使用しましょう。
症状が軽くなったからといって、自己判断で中止することは避けてください。
目やにが多い場合は、点眼前に清潔なガーゼなどで優しく拭き取ると、薬の効果が高まります。
🌸 抗アレルギー点眼薬
目的
アレルギー性結膜炎(花粉、ダニなど)によるかゆみや炎症を抑える
主な薬剤
アレジオン(エピナスチン)、パタノール(オロパタジン)など
使用時のポイント!
症状が強く出る前や、ピーク前からの予防的な使用が効果的です。
花粉症の時期は、かゆみが軽くても継続して使用することで、症状の悪化を防ぐことができます。
目をこすってしまうお子さんには、目の周りにワセリンなどを塗って皮膚を保護する方法を併用するのもおすすめです。
🌸 ステロイド点眼薬
目的
アレルギー症状が強い場合や、アレルギー性結膜炎の重症例で炎症を抑える
主な薬剤
フルメトロン(フルオロメトロン)など
使用時のポイント!
ステロイド点眼薬は、2歳未満では特に慎重な使用が必要です。
2歳以上のお子さんであっても、長期使用は緑内障や白内障のリスクを高める可能性があります。
医師から特別な指示がない場合は、症状が改善したら中止し、自己判断での長期連用は避けましょう。
お子さんへの点眼方法のポイント!
● 点眼前に、保護者の方・お子さんともに手を洗いましょう。点眼薬を清潔に取り扱うことが大切です。
● お子さんを膝の上などで仰向けに寝かせ、下まぶたを軽く引いて点眼します。目を開けられない場合は、目を閉じたまま目頭のくぼみに1滴落とし、しばらく閉眼する方法でも効果があります。
◎ 眠っている間に、まぶたの内側に1滴入れてあげられれば効果があります。
⚠ 点眼時の注意事項
● 容器の先が目やまつ毛に直接触れないようにしましょう。
● 家族間で点眼薬を共有しないようにしましょう。
● 点眼を忘れた分をまとめて使うのはNGです。
点眼を嫌がってしまうお子さんには…
「どうしても嫌がって点眼できない…」という場合には、塗り薬タイプの抗アレルギー薬という選択肢もあります。
🌼 アレジオン眼瞼クリーム
● 1日1回の使用で効果が持続
● 泣いたり、まばたきで薬が流れ出る心配がありません
● 動いてしまうお子さんでも塗りやすいのが特徴です
当院でも処方可能ですので、お困りの際はお気軽に医師へご相談ください。
【参考・引用元】
・一般社団法人 日本眼科用剤協会「点眼剤の適正使用ハンドブック」
https://gankayozai.jp/medical/tenganzai_handbook.html
・公益財団法人日本眼科学会「眼科用剤一覧表(先発品・後発品)」
https://www.nichigan.or.jp/member/journal/syaho/ganyaku.html
川崎市高津区小児科 二子新地ひかりこどもクリニック
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