入園・入学準備に大切!小児ワクチン打ち忘れチェック|年齢別・接種もれ確認リスト【0歳~中学生】
- 2026年2月17日
- 感染症あれこれ
4月から新入園・新入学を迎えるお子さんの保護者の皆さまへ。
大切な節目の前に、ワクチンの打ち忘れがないか一度確認してみませんか。
👶【0~1歳|赤ちゃんのワクチン】
ロタウイルスワクチン
初回開始が遅れると公費対象外になるため、初回接種開始が遅くなってしまう場合には、接種日に注意が必要です。
※初回接種は出生後14週6日までに開始しましょう。
対象年齢(公費):
出生後6週0日〜24週0日(ロタリックス)/〜32週0日(ロタテック)まで
接種回数:
ロタリックス2回/ロタテック3回
B型肝炎ワクチン
1歳までが公費対象です。
限定された期間内に3回の接種が必要なので、早めの接種計画が必要です。
対象年齢(公費):
生後2か月〜生後9か月までの間に開始し、1歳に至るまでに完了。1歳を超えても接種可能ですが、自費での接種となります。
接種回数:3回
5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)
(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib混合)
7歳6か月までは公費接種可能です。
通常は1歳半ごろまでに第1期追加分の接種まで行うことが多いです。事情によって接種できなかった方は、今一度確認してみましょう。
対象年齢(公費):
生後2か月〜生後90か月未満(7歳6か月未満)
接種回数:
・第1期初回(3回):生後2〜7か月の間
・第1期追加(1回):初回後6か月〜18か月の間
🎒【小学校入学前|年長までに確認】
MRワクチン(麻しん・風しん)
麻疹は感染力が強く、感染したときに肺炎など重症化するリスクが高いため、接種対象期間内に接種することが極めて大切です。
小学校入学前までに2回接種が完了しているか、再確認しましょう。
対象年齢(公費):
・第1期:1歳〜2歳未満
・第2期:小学校就学前年(概ね5〜6歳頃)
接種回数:
それぞれ1回ずつ(計2回)
※第2期接種は、小学1年生の期間は接種可能である場合があります(拡大措置)。
水痘(みずぼうそう)ワクチン
3歳になる前に2回接種を終了することがポイントです。
1歳に1回接種し、6か月~1年の間隔をあけて(1歳半~2歳ごろ)2回目の接種を行うことが推奨されています(最短で3か月期間をあければ接種可能です)。
2回目接種が忘れやすいので注意しましょう。
対象年齢(公費):
生後12か月〜生後36か月未満(3歳未満)
接種回数:
2回(初回接種後、3か月以上の間隔を空けて2回目を接種)
日本脳炎ワクチン
一般的には3歳になったら日本脳炎ワクチン接種を行います。幼児期に3回、学童期に1回接種するワクチンです。
幼児期の接種は、1回目接種してから1か月後に2回目、その半年~1年あけて3回目を接種するのが一般的です。
3回目の間隔があいてしまうため忘れやすく注意が必要です。7歳半まで公費接種可能ですので、必ず確認し未接種の場合は、医療機関で接種スケジュール含めて相談しましょう。
対象年齢(公費):
・第1期:3歳〜4歳未満
・第1期追加:4歳〜5歳未満
・第2期:9歳〜13歳未満
接種回数:
4回(第1期2回、第1期追加1回、第2期1回)
※生後6か月から接種を推奨している地域もあります。接種時期については、かかりつけの先生と相談しましょう。
🏫 【小学生|追加接種の確認】
DTワクチン/ DPTワクチン
現在、小学5年生では公費でDTワクチン(ジフテリア・破傷風)を接種することになっています。
しかし最近、百日咳(ひゃくにちぜき)の流行がみられており、感染予防のためにDPTワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)の接種をおすすめしています。
百日咳は、長く続く激しい咳が特徴の感染症です。小学生や大人ではかぜのような症状で気づかれにくいこともありますが、赤ちゃんにうつると重症化することがあります。
乳児期に接種した百日咳ワクチンの効果は、年齢とともに弱くなってきます。そのため、小学校高学年での追加接種が、感染拡大を防ぐうえで大切とされています。
🎓 【中学生以降|大人に向けて】
HPV(ヒトパピローマルス)ワクチン
12歳になった年度の初日〜16歳になった年度の末日までの女子が対象です。この期間内であれば、HPVワクチンは公費(無料)で接種できます。
対象年齢(公費):
小学校6年生相当〜高校1年生相当の女子
(注:男子は通常この範囲では公費対象になりませんが、自治体によって助成制度がある場合があるので医療機関や市役所にご確認ください。)
📆 接種回数とスケジュール(目安)
現在、主に使用されるシルガード9という9価ワクチンは、初回接種を15歳未満で開始する場合、2回で完了することが可能です。
接種回数:
3回(1回接種後、2か月後に2回目、さらに4か月後に3回目を接種するのが標準的)
※2回接種の場合は、1回目接種後、6か月の間隔をあけて2回目を接種します。
🔄 キャッチアップ接種(対象年齢を過ぎた場合)
接種開始が2025年3月31日までの場合、その後の追加接種(2回目・3回目)は2026年3月31日まで公費で受けられるように措置されています。
定期接種の対象年齢を過ぎても、過去にHPVワクチンを1回以上公費で接種したことがある方は、今年の3月31日までは公費で接種できる場合がありますので、対象となっているかどうか、確認しましょう。
【キャッチアップ接種対象者】
平成9年~平成20年度(1997年4月2日~2009年4月1日)生まれの女性で、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
📌 まとめ
★ 0〜1歳頃までのワクチン(ロタ、肺炎球菌、B型肝炎、BCG)は 対象期間が短いの で早めのスケジュール調整が重要です。
★ 年長児の MRワクチン(第2期) は 小学校就学前までに必ず接種しましょう。
★ 日本脳炎は 幼児期〜学童期にまたがります。接種スケジュールが乱れる可能性があるワクチンですので、ご注意ください。
★11歳に接種するDTワクチンについて、百日咳感染を予防するためにDPTワクチンに変更することも検討しましょう(DPTワクチンに変更する場合は自費接種扱いとなります)。
★HPVワクチンのキャッチアップ接種(公費)は今年の3月31日までです。接種忘れがないが、再確認しましょう。
※おたふくかぜワクチンも自費ワクチンですが、大事なワクチンです。MRワクチンと一緒に接種するようにしましょう。
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進級・進学前のこの時期に、自費ワクチン接種にご活用いただき、安心して春を迎えましょう。
【参考資料】
・厚生労働省|予防接種・ワクチン情報
・日本小児科学会「知っておきたいわくちん情報」
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=263
・こどもとおとなのワクチンサイト
川崎市高津区小児科 二子新地ひかりこどもクリニック
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