【看護師外来レポート】ご家庭でできる子どもの応急手当教室を開催しました!
- 2026年7月16日
- イベント案内
2026年7月3日(金)、「おうちでできる応急手当教室」を開催し、7組のご家族にご参加いただきました。

子育てをしていると、
「子どもが頭をぶつけたけれど受診した方がいい?」
「転んですり傷ができたけれど、正しい手当てがわからない」
「やけどをした時はどうすればいい?」
「食べ物をのどに詰まらせたらどう対応するの?」
など、不安になる場面がたくさんあります。
今回の教室では、看護師がご家庭でできる応急手当について、実践を交えながらわかりやすくお伝えしました。
教室の内容
今回のテーマは次の4つです。
・すり傷・切り傷
・やけど
・頭をぶつけた(頭部外傷)
・のどに物を詰まらせた(窒息)
それぞれについて、
・応急手当の方法
・事故を防ぐためのポイント
・病院を受診する目安・救急車を呼ぶ目安
を詳しくご説明しました。
参加された皆さまはメモを取りながら熱心に耳を傾けられ、実技にも積極的に取り組まれていました。
子どものすり傷・切り傷の応急手当
転んでしまった時などによくある「すり傷・切り傷」。
正しい処置を行うことで、傷をきれいに治しやすくなります。
応急手当の方法
① 傷口を流水でしっかり洗い、砂や汚れなどの異物を取り除きます。
② 出血している場合は、清潔なガーゼやタオルで数分間しっかり押さえて止血します。
③ 傷口より一回り大きい絆創膏を貼って保護します。
④ 1日1回は絆創膏を外して傷口を洗い、治り具合を確認しましょう。
⑤ 傷が乾いてきたら、ワセリンなどで保湿・保護すると治りやすくなります。
よくある質問
Q. キズパワーパッドは使ってもいいですか?
A. 異物がなく、きれいな傷であれば使用できます。ただし、お子さんの傷は毎日観察し、石けんと流水で洗うことが大切です。当院では毎日交換しやすい通常の絆創膏をおすすめしています。
Q. 生理食塩水を作った方がいいですか?
A. 水道水で十分です。水がしみる場合は、ぬるま湯を使うと痛みが和らぐことがあります。
子どものやけどの応急手当
やけどは受傷直後の冷却がとても重要です。
応急手当の方法
① できるだけ早く流水で15〜20分程度冷やします。
水道が使えない場合は、
・水を入れた袋や容器につける
・保冷剤をタオルで包んで当てる
などで冷却しましょう。
② 冷やした後は、水ぶくれをつぶさず、ワセリンなどを塗ってガーゼで保護します。
やけどの程度と受診の目安
軽度(赤くなって痛みがある)
ご家庭で様子を見ながらケアできます。
中等度(水ぶくれがある)
応急手当をした後、早めに医療機関を受診しましょう。
重度(皮膚が白色・黒色で痛みを感じない)
すぐに119番通報し、救急車を呼んでください。
子どもが頭をぶつけたときはどうする?
小さなお子さんは転倒などで頭をぶつけることがよくあります。
すぐに救急車を呼ぶ症状
次のような症状がある場合は、迷わず119番通報してください。
・意識がない
・顔色が非常に悪い
・嘔吐を何度も繰り返す
・呼びかけても反応が悪い
・けいれんしている
受診を相談した方がよい症状
・いつもより機嫌が悪い
・普段より眠りがち
・一度だけ吐いた
・理由がわからず泣き続ける
このような場合は、お電話でご相談ください。当院スタッフが受診の必要性をご案内いたします。
また、頭をぶつけた後は、
顔色、呼吸、手足の動き、目の動き、たんこぶの変化
なども注意して観察してください。
詳しくはこちらもご覧ください。
子どもの頭部外傷について
のどに物を詰まらせたときの応急手当
窒息は命に関わることもあるため、正しい知識が大切です。
年齢によって方法が異なります!
1歳未満
背部叩打法と胸部突き上げ法を交互に行います。
1歳以上
腹部突き上げ法(ハイムリック法)を行います。
今回の教室では人形を使って実際に体験していただきました。
参加者の皆さまからは、
「思っていたよりもしっかり背中をたたいてよいことがわかった」
という感想を多くいただきました。
よくある質問
Q. 見えている物は指で取ってもいいですか?
A. 無理に取ろうとすると、さらに奥へ押し込んでしまう危険があります。見えていて簡単に取れる場合を除き、無理にかき出そうとせず応急手当を優先してください。
Q. 市販の窒息吸引器は使った方がいいですか?
A. 使用には注意が必要なため、当院では基本的にはおすすめしていません。
子どもがのどに詰まらせやすいもの
教室では、3歳児の気道の大きさの目安としてトイレットペーパーの芯(約4cm)をご覧いただき、誤嚥・窒息しやすいものについて学びました。
特に注意したいものは、
・ナッツ類・豆類
・ブドウ・プチトマト
・うずらの卵
・あめ・グミ
・こんにゃくゼリー
・包装フィルムやシール
・硬貨・ボタン電池
・小さなおもちゃや文房具
などです。

小さなお子さんの手の届く場所には置かないようにしましょう。
最後に
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
子どものケガや事故は突然起こります。しかし、応急手当の方法を知っていることで、落ち着いて対応できる場面が増えます。
当院では今後も、子育て中のご家族が安心して生活できるよう、小児科看護師による教室や情報発信を続けてまいります。
お子さんのケガや体調で心配なことがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。
★参加者の声★
教室終了後のアンケートでは、以下のようなお声をいただきました。
「喉につまった時の実践がとても良かったです。もしもの時もできる気がします。」
「実技があり、文面だけではわからないことが聞けてよかった。」
「良い研修だったのでまたやっていただきたい」
今後の教室開催情報も随時ブログにてご案内いたしますので、ぜひチェックしてみてください!
★当日の様子★

参考資料
日本医師会 救急蘇生法
https://www.med.or.jp/99/kido.html
川崎市高津区小児科 二子新地ひかりこどもクリニック
小児科2名体制、女医さんも常駐で安心、日曜診療対応、提携駐車場あり
★受診予約はこちら★ https://futako.mdja.jp/















