今、どの病気が流行っている?6月・7月は何が流行る?
- 2026年6月9日
- 感染症あれこれ
川崎市の令和8年第22週(5月25日~5月31日)の感染症週報データに基づき、5つの主要な感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス、溶連菌、感染性胃腸炎、手足口病)の直近6週間(5週前〜先週)のデータを集計してみました。
【要警戒⚠️】手足口病が増加傾向
5月初旬は 0.05人〜 0.14人と非常に低い水準でしたが、5/18~24(0.54人)、5/25~31(0.78人)と右肩上がりに増加しています 。
【手足口病ってどんな病気?】
手足口病は、主に乳幼児に多くみられるウイルス感染症です。
手のひらや足の裏、口の中に小さな水ぶくれ(水疱)を伴う発疹が現れるのが特徴で、お尻やひざなどに発疹がみられることもあります。
★手足口病の特徴★
・手足口病の原因となるウイルスには複数の種類があるため、一度感染しても別のウイルスによって再び発症することがあります。
・発熱はない場合もありますが、37℃台の微熱がみられることがあります。
・発疹そのものから感染することはありません。感染者の唾液や鼻水、便などに含まれるウイルスが、飛沫感染や接触感染によって広がります。
・発疹や水疱は通常1〜2週間ほどで自然に改善します。

<患者さんへのアドバイス>
・発疹部分をかきむしると、細菌感染によって「とびひ(伝染性膿痂疹)」を引き起こすことがあります。症状の悪化を防ぐためにも、爪を短く整え、皮膚を清潔に保つよう心がけましょう
・手足口病は、口の中の痛みで水分や食事が摂りにくくなることがあります。脱水を防ぐためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。高熱が続く場合や、ぐったりしている、水分が摂れないなどの症状がみられる場合は、早めに医療機関へ相談してください
【継続注意🚨】感染性胃腸炎と溶連菌は高いレベルで高止まり
・感染性胃腸炎
5つの病気の中で最も患者数が多く、3週前に一度落ち込んだものの、ここ3週間は3.0人を超える高い水準を維持しています(5/25~31の1週間は 3.16人) 。
・溶連菌(A群溶血性レンサ球菌)
胃腸炎に次いで患者数が多く、こちらも2週続けて2.2人〜 2.4人前後の高いレベルで横ばい状態が続いています(5/25~31の1週間は2.27人) 。
【溶連菌感染症ってどんな病気?】
溶連菌感染症は、「A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)」という細菌がのどに感染することで起こる病気です。
★溶連菌感染症の特徴★
・のどの強い痛みや発熱、全身に細かい発疹が現れることがあります。
・頭痛や腹痛、吐き気などの症状を伴う場合もあります。
・原因が細菌であるため、治療には医師の指示に基づいた抗菌薬(抗生物質)の内服が必要です。
・症状が改善しても、自己判断で服薬を中止せず、処方された期間は最後まで飲み切ることが大切です。

<患者さんへのアドバイス>
・溶連菌感染症は、感染者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染を中心に広がります。そのため、家庭内や集団生活の場で感染が広がることも少なくありません。ご家族に同様の症状がみられる場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
・溶連菌感染症は、学校保健安全法で出席停止の対象となる感染症です。登園・登校には医療機関が発行する許可書が必要となる場合があります。抗菌薬の服用開始から24時間以上が経過し、発熱やのどの痛みなどの症状が改善して普段どおり元気に過ごせる状態であれば、登園・登校が可能とされています。
【一安心の傾向📉】新型コロナとインフルエンザは順調に減少
・新型コロナウイルス
4月下旬から段階的に減少し、5/25~31の1週間は0.07人まで下がりました 。
・インフルエンザ
5/25~31の1週間は0.05人となり、流行はほぼ終息したと判断できます 。
<患者さんへのアドバイス>
この2つの呼吸器感染症については、現時点での感染リスクは非常に低いレベルに抑えられています。
📋 まとめ
今、川崎市内で特に注意すべきなのは、「増加している手足口病」と、「高い水準で発生している感染性胃腸炎・溶連菌」です。
手洗い・うがいを徹底し、これらの感染症を予防しましょう。
体調に異変を感じたら、無理をせず早めにご相談ください。
![]()
![]()
![]()

※今週:5/25~31の1週間をさします。
川崎市高津区小児科 二子新地ひかりこどもクリニック
小児科2名体制、女医さんも常駐で安心、日曜診療対応、提携駐車場あり
★受診予約はこちら★ https://futako.mdja.jp/















