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痛みのないAIインフルエンザ診断「nodoca」導入しました!-小児科・皮膚科 日曜診療-二子新地ひかりこどもクリニック

痛みのないAIインフルエンザ診断「nodoca」導入しました!

本日は、当院で新たに導入した AIによるインフルエンザ診断システム「nodoca(ノドカ)」 についてご紹介いたします。

 

■ nodoca(ノドカ)とは?:早期発症でも検査可能!

・nodocaは、のど(咽頭部)の撮影画像と体温・自覚症状などをAIで解析して、インフルエンザの可能性を判断する機器です。

・発症(例えば発熱・のどの痛みなど症状が出始めて)から比較的すぐ(12時間以内)でも検査可能です。発症12時間以内では、従来の抗原検査キットに対してnodocaの方が検出率が高い傾向があるといわれています。

 

症状が出てすぐには、抗原検査キットでは診断が難しい場合がありますが、nodocaでは早期から診断可能なため、受診を遅らせる必要はありません。

 

■ 痛みのない検査です

従来のインフルエンザ検査といえば、細い綿棒を鼻の奥に入れる、少しつらい検査を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

nodoca」では、鼻に綿棒を入れる必要がなく、のどを撮影するだけなので、痛みや不快感がありません

 

鼻の検査が苦手なお子さんも大人も安心して受けていただけます。

 

■ 従来の検査と同等の精度

nodoca」の診断精度は、国内で行われた治験で、感度76.0、特異度88.1と報告されており、従来の検査キットと比較して遜色ありません

厚生労働省の承認も受けており、安心してご利用いただけます。

 

■ 患者さんの費用負担も従来とほぼ同等

患者さんが「3割負担」の保険診療を受ける場合、nodoca検査の自己負担額の目安は 915です。

従来の検査キットの場合は約903円のため、nodocaで検査しても負担が大幅に増えることはありません。

 

■ 診察室ですぐに結果がわかります

AIによる解析はわずか数秒で完了します。検査結果を待つ時間がほとんどなく、診察室内ですぐに診断結果をお伝えできます

 

結果待ちのために再度待合室で待つ必要がないのもメリットです。

 

■ 以下の場合は注意が必要

・発症から 48時間以上が経過している 場合nodocaの感度が低下する可能性があるといわれているため、検査方式・時期については医師とご相談ください。

・6歳未満の方は、nodocaの有効性が十分に確立していないため、従来の抗原検査を案内する場合があります

・nodocaでは A型/B型の型別判定はできません(インフルエンザウイルスの有無のみの判定という制限があります)。

 

■ まとめ

新しい検査技術「nodoca」は、痛みがなく、発症早期にも利用可能で、診察室で短時間に結果がわかるという大きなメリットがあります。

従来の抗原検査キットと比較して、特に受診のタイミング・検査負担・結果の速さという点で優れた選択肢となる可能性があります。 

nodocaは、従来方式と同等かそれに近い精度を有しており、日常診療の現場で患者さんにとって選びやすい検査方法です。インフルエンザ感染を疑う症状が出始めたら、早めにご連絡・受診ください。

 

当院では、皆さまが安心して検査・診察を受けられるよう、今後も最新技術を取り入れながら受診しやすさ検査しやすさの向上に努めてまいります。

 

<参考>

nodocaとは|AI搭載インフルエンザ検査医療機器nodoca

院長 久保田 亘
記事監修
院長 久保田 亘

昭和大学医学部 卒業、東京歯科大学市川総合病院、慶應義塾大学病院 小児科学教室、けいゆう病院 小児科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立小児総合医療センター 腎臓内科

日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医、日本腎臓学会 腎臓専門医、日本医師会 認定産業医

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